転籍とは、企業外への人事異動のひとつで、元の会社の従業員としての身分を失い(退職い、異動先の会社に再就職するという形式をとる場合をいい、両会社間の合意を前提に、法的要件として労働者の同意が必要である。
また転籍は、転属ないし移籍出向ともいうが、元の会社の使用者との間の労働契約関係が解消されてしまっているという点において出向と異なる。
転籍ではあっても3年間で元の会社に復帰させ、勤続年数に通算するというような特約が存するような場合は、実質的には出向と変わりなく、他方、出向であっても服務、労働条件などがすべて出向先の規定により、しかも定年までの長期出向というようないわゆる「さよなら出向」の場合は、実質的には転籍であるといえる。

