広告

用語辞典

春闘

 春闘とは、春季賃金闘争の略。毎年3月頃から労働組合が産業別に共通の要求を提出し、波及効果の大きい産業の組合をパターン・セッターとし、その成果を他産業・他組合に反ぼしていく日本独特の賃金決定方式を指す。

 もともと賃上げ要求は、春季に取り組む組合もあれば、秋季、年末に取り組む組合もあるなど各組合は独自に展開していたが、総評が昭和29年の第5回大会で当時のデフレ政策と対決するために、「全国的な金産業的な巨大な統一闘争の規模をもって闘う以外にない」と決定したことを受けて、昭和29年12月に、合化労連、炭労、私鉄総連、電産、紙パ労連により5単産共闘会議が結成された。

 翌昭和30年1月に全国金属、化学同盟、電機労連を加えた8単産共闘が組織され、これが春闘の母体となった。

 昭和31年には官公労も加わり、官民労組一体のスケジュール闘争を実践し、春闘が成立した。公共部門の賃金決定にも大きな影響を与える。

 昭和31年の経済白書が「もはや戦後ではない」と表現したように、高度経済成長にのって、この交渉方式は予想外に成功し、わが国独自の賃金決定機構が成立した。

関連記事

広告

公益財団法人日本生産性本部「ワークショップ;ソーシャルメディア時代の組織コミュニケーション」

広告

人材コンサルティング会社