広瀬一郎 多摩大学大学院教授/スポーツ総合研究所代表取締役所長~スポーツ産業は経営ナレッジを体系化できる人材を求めている-インタビュー-人材採用・人材育成の人事専門誌-日本人材ニュース


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2008-12-31

広瀬一郎 多摩大学大学院教授/スポーツ総合研究所代表取締役所長~スポーツ産業は経営ナレッジを体系化できる人材を求めている

広瀬一郎 多摩大学大学院教授/スポーツ総合研究所代表取締役所長~スポーツ産業は経営ナレッジを体系化できる人材を求めている

スポーツリーグのプロ化や2004年のプロ野球再編問題や楽天のプロ野球参入などによって、スポーツ産業の経営について語られることが増えた。経営の安定化を図ろうとするも理想とは程遠く、苦境に陥るクラブチームも多い。スポーツ産業におけるマネジメントや人材採用の現状や課題について、多摩大学大学院教授であり、スポーツ総合研究所長の広瀬一郎氏に聞いた。


スポーツ産業が注目され始めている背景は?


 正しく言うと、スポーツ産業全般ではなくスポーツリーグ産業が注目され始めていると言えるでしょう。スポーツ産業と大きく括ると、フィットネスなども入ってくるわけですが、今回の話には含めないことにします。

 これまでは選手のプレーや監督の采配に注目しても、リーグやクラブチームの経営が取り上げられることはほとんどありませんでした。

 しかし、プロ野球のストライキや楽天参入などの一連の騒動によって、マネジメントが非常に不透明で、さまざまな問題のあることが広く知られるとともに、一つのビジネスとして注目されるようになってきました。


マネジメントの具体的な問題点とは?


 すべての問題の原因を端的に言えば「人材不足」ということです。そして、それを解決するためには一つの産業としての雇用基盤を整えていくことが必要です。

 スポーツリーグやクラブチームへの就職は、競技スポーツの経験者や「お金のことはいいから、とにかくスポーツの世界で働かせてください」という人材しか入ってこない状況が長く続き、必然的に閉鎖的な世界となっていました。

 「スポーツは神聖なもので、ビジネスとして金儲けをするところではない」という声を耳にすることもありますが、そもそも「ビジネス=金儲け」という認識が間違っています。

 アダム・スミスの言葉を借りれば、「国と社会を富ませるために経済活動をする」わけで、産業の発展は「国が富む」、即ち雇用の拡大と考えるべきです。

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