寺田弘志 マーサー ジャパン組織・人事変革コンサルティングシニア・コンサルタント


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2009-09-30 - インタビュー

寺田弘志 マーサー ジャパン組織・人事変革コンサルティングシニア・コンサルタント

寺田弘志 マーサー ジャパン組織・人事変革コンサルティングシニア・コンサルタント

寺田弘志 マーサー ジャパン組織・人事変革コンサルティングシニア・コンサルタント

新たな市場を求め中国進出が加速、日本市場は中長期的にも低迷期に

 景気が思うように回復しない中、中国が新マーケットとして脚光を浴びている。

 今回の金融危機で輸出産業を中心に大打撃を受けた日本経済だが、人口が減少していくことから、日本市場は中長期的にも縮小傾向にあることは明白だ。これまでもコスト削減のために中国進出は行われてきたが、いま進出を考えている日本企業には、それだけではない理由があるようだ。

 中国進出企業の実情と人材マネジメントの課題を、世界最大の人事コンサルティング会社日本法人、マーサー ジャパンの寺田弘志シニア・コンサルタントに聞いた。

いま中国がなぜ注目され、進出を考える企業が増えてきているのでしょうか

 日本企業の中国進出には二つの流れがあります。一つは、コスト最適化の観点から国内の機能を海外に移転するというものです。こうした流れは今後も引き続き起こってきます。

 国内市場の成熟化の中で、収益性の強化は引き続き重要な課題であり、海外の方がより同じ品質でコストが安いということになれば、経済原則として海外移転は継続していくでしょう。

 そして、いま起きていることは、中国自体がモノづくりの一生産拠点から、購買力が高まった巨大なマーケットへと変遷を遂げているということです。日本の市場が、輸出依存型の市場の縮小や人口減により回復へのシナリオが描きにくくなっている中、中国などの新興国の新しいマーケットが益々重要になっているのではないでしょうか。

 すでに消費財系のメーカーでは国内の事業を合理化・効率化し、そこで生じた余力を中国などの新興国の事業に投資するということが起きています。こうした傾向は、あらゆる産業で加速すると予想しています。

 中堅・中小企業でも、モノが売れない日本から中国に進出しようという動きがでてきています。地方企業にとっては、東京と上海とでは距離的にもあまり変わらず、比較的アクセスしやすいというイメージがあります。

 また、上海・北京だけでなくそれらを取り巻く中核都市でも、ライフスタイルに違いがなくなってきていることも、進出を促進する要因の一つとなっていると思います。

 また、日本製品が、中国においてブランドイメージが高いことも重要な要因だといえます。新たなマーケットを目指して、地方の中小企業が自治体などと組んで進出するというケースが今後、増えていくと予想しています。

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